はい!どうも、お久しぶりです、Collage♪です。
前回はハーモニック ミキシングの概要とマッピング、設定に関してでした。
※前編はこちら↓
【前編】Traktor Pro3.2.0.39 β版 アップデート【概要~マッピング】
今回は実際にその機能を使ってみたいと思います。
デッキに曲をロードした状態です。
この曲のキーは「3m」と表示されています。
これがKeylockをOnにした状態です。右下のKEYと書かれたノブのところにあるボタンが点灯し、KeylockがOnの状態になります。すると、トラックの波形の右側にある「♪」マークのところが、この曲のキーである「3m」に変化しました。
この↑状態から、Key Adjust(上げる)ボタンを1回押した状態がこちら↓。元々の「3m」から「10m」になり、「+1」と表記されました。
このまま上げていくと「+12」のところで最大になり、元のキーの「3m」になりました。
ここで、参考までにピアノの鍵盤の画像を出します。
例えば、ドの音から1オクターブ高い次のドの音まで、白鍵が7個で黒鍵が5個の合計12個ですので、元のキーから半音刻みで上げていくと、12回上げたところで、元のキーのちょうど1オクターブ上に来ます。ですので、今回アップデートされたキーコントロールの機能は、『元曲のキーを±1オクターブの範囲で転調させる』という機能になります。トラックを解析し、そのキーを表示する機能は元々有った機能ですので、KeylockをOnにしてハーモニック ミキシングに適した曲を選んでプレイする事は可能だったんですが、今回のアップデートでは、楽曲のキーを好みのキーへと変更することが可能になりました。
例えば、ボーカル物のハウスで『歌が終わった後のアウトロのところと次の曲のイントロでハーモニック ミキシングで自然な音の重なりを作り、その流れで次の歌が始まる。』みたいな事がチャチャっと出来ちゃいます。その他にも、サンプリングネタの部分やシーケンスフレーズをループさせて、もう一つのデッキに転調させた同様のループを用意してクロスフェーダーで交互に入れ替えてみたり、クロスフェーダーを真ん中にしてハモらせてみたりと、転調トリックみたいな事が出来ます。
と言うことで、
『Traktorの最新アップデート試してみた』終わります。
Collage♪でした!