【Pioneer DJ新製品】XDJ-XZレビュー (ユーザー目線)

はい、どうも！

ご無沙汰しております、DJ Hiro-Kです。

今回は、Pioneer DJの新製品【XDJ-XZ】をレビューしてみたいと思います。既にメーカーや販売店等からレビューや解説動画が沢山出ていますが、わたくしDJ Hiro-Kは独断と偏見で、ユーザー目線・消費者目線でレビューしてみたいと思います。

Pioneer DJ XDJ-XZ のホームページはこちら！

【基本的なところ】

最近のPioneer DJ製品は、外観をNXSシリーズに統一してきている流れにあり、この製品もその流れにそっています。DJM-900NXS2 & CDJ-2000NXS2 2台を1台にまとめた様なデザインです。しかし、CDドライブは無い（CDは使えない）ので、DJM-900NXS2 & XDJ-1000MK2 2台を一体にした様な仕様です。プレーヤー部に、CDJ-2000NXS2には無いパフォーマンスパッドが有るのは良い点ですね。

※XDJ-XZの前面。CDを入れるところは無い。

※ミキサー部比較。DJM-900NXS2とほぼ同等。

※プレーヤー部比較。XDJ-XZには手前にパフォーマンスパッドが有る。

ミキサーとしては4デッキですが、USBで使用できるのは2デッキです。もしUSBで4デッキ使いたいのなら、CDJ-2000NXS2等のUSB対応のプレーヤーを2台追加する必要が有ります。また、PCDJ(rekordbox & serato)用コントローラーとして使うなら4デッキ使えます。

エフェクトはミキサーでかける仕様ですので、各チャンネルに何が入力されていてもかけられます。マイク入力もあり、マスターアウトにもEQが付いているのは良い点だと思います。

【DJの交代時について】

USBの入力が2つ有るので、USB DJからUSB DJへの交代はスムーズに行えますが、PCが繋げるのは1台だけなので、PC DJからPC DJへ交代するには、間に一度USBに逃げる必要が有ります。

【コスト面】

このXDJ-XZの価格は¥280,000で、

これと同じ機能をPioneer DJ製品単品で揃えると、

ざっくり見積もって

DJM-900NXS2；¥250,000 → 1台

XDJ-1000MK2；¥140,000 → 2台

合計；¥530,000なので、

同等の機能が約半額と考えるとコスパは良いと言えます。

【個人的な感想】

～個人で購入する場合～

Pioneer DJ製品でセットを組みたいと考えているなら、コスパが良い機材ですので、初めにこれ1台をドーンと買ってしまうのは有りな選択肢です。ただし、クラブでのプレイを考えると、この機材はコントローラーの様に持ち運ぶ代物ではないので、現場ではPCになるのか、USBになるのか、ある程度の見通しはしておいた方が良いでしょう。場合によっては、現場対応するための何かしらの機材・道具が追加で必要な場合があります。

また、PCDJのコントローラーとしてこれを購入するくらいなら、DDJシリーズの方を買う方が合理的です。

～クラブオーナー等が設備として購入する場合～

クラブやバー等で1台目の設備投資として買う機材と考えると、汎用性・拡張性の有る物の方が良い気がします。ですが、このXDJ-XZはPC入力が１つしかなくPCDJ同士が交代出来ない上に、CDも使えないので、ちょっと痒いところに手が届ききってない感があります。オールインワンモデルならば、価格が多少高くなったとしても、USBだけでなくCDも使えて、PCDJ交代用の入力は2つ有るべきだったと思いますので、正直、お勧め出来ません。スタートアップとして機材を購入するならば、王道のCDJ-2000NXS2×2台とDJM-900NXS2の2デッキセットがいいと思います。

ただし、CDJ-2000NXS2×2台とDJM-900NXS2の2デッキセットが既に有るならば、話はちょっと変わってきます。ミキサーのDJM-900NXS2を売却してXDJ-XZに変えると、4デッキのNXSセットとほぼ同等なセットになり、そのDJM-900NXS2の売却したお金を、XDJ-XZの購入費用に充てられますので、2デッキから4デッキへのグレードアップが安く出来るようになります。楽器店によってはDJM-900NXS2を下取りしてくれるところも有るようなので、4デッキへのグレードアップを考えている場合はXDJ-XZを検討する価値は有るかと思います。

※DJM-900NXS2とCDJ-2000NXS2の2デッキセット