はい!どうも、DJ Hiro-Kです。
この記事では
- そもそもDJコントローラーって何?
- コントローラーでDJを始めたいけど、どれを撰んでいいかわからない。
というかたに向けて、『そもそもDJコントローラーとは?』といった基本のところから、『自分に合ったコントローラーの選び方』までを徹底解説したいと思います。
- Q1.そもそもDJコントローラーとは?
- Q2.と言う事は、PCが必要?
- Q3.逆にコントローラーが無いとDJアプリは使えないの?
- Q4.DJコントローラーはとにかく種類が多すぎる!
- DJコントローラー選びで失敗しない2つのポイント
- あなたが買うべきタイプはどれ?
昨今、DJ機材の新リリースはDJコントローラーが大半を占めていますね!DJコントローラーでDJを始めたい!と思っていらっしゃるかたも多いと思います。ですが、価格、機能、大きさ等、種類が沢山有りすぎて選びきれません。DJ機材は高価な物が多いので失敗したくないところですよね。
私は元々PCDJが無かった頃からDJを始め、最初はターンテーブルとミキサーを買い、レコードでDJをしていました。なので、PCDJを導入する際に、何を買ってどうやったらいいのか分からず、調べに調べまくって、情報を集めに集めまくって、悩みに悩みまくって、知人にも聞いたりして、情報を整理して理解するのに相当な時間を費やしました。結果、私の場合はコントローラーを導入するという結論に至りました(ちなみに私は、PCはWindowsで、DJソフトはTraktor Pro 3、DJコントローラーはBEHRINGERというメーカーのBCD3000という機材を使っています)。こんな苦労はもう二度としたくないという思いと、この調査をみんなにシェアしたいという思いからこの記事を書いています。
では、本題に参りましょう!
Q1.そもそもDJコントローラーとは?
まず初めに、DJソフトとは、PC内にDJブースを再現し、iTunes等でダウンロードした音楽ファイルでDJをするソフトウェアです。そしてDJコントローラーとは、DJのアクションをPC内のDJソフトへ伝えて、DJソフトを操作するための機材です。
仕事で資料を作成するときを例にします。
- 目的;資料を作成する
- 使用するソフトウェア;WordやExcel等
- 操作する物;キーボードとマウス
となります。
これをDJに置き換えて考えるとこうなります。
- 目的;DJをする
- 使用するソフトウェア;DJソフト(Serato DJやTraktor等)
- 操作する物;DJコントローラー
こう考えると分かりやすいかと思います。
プレイ中のDJは、実に様々なアクションをしています(ミキサーのフェーダーを上下させて曲の音量をコントロールしたり、レコードをクルクル回して曲の頭出しをしたり、ツマミをグイグイひねって音楽にエコーなどのエフェクトをかけたり)。これらのアクションはマウスやキーボードでは再現できませんよね?そこでマウスやキーボードの代わりに使うのがDJコントローラーです。なのでコントローラーはDJブースを小さくした様な外見になります。
Q2.と言う事は、PCが必要?
はい、必要です。基本、コントローラー単体では使えないと思ってください。ですが、コントローラーに接続する物は必ずしもPCである必要はありません。iPhoneやiPad、タブレット等でもOKです。
Q3.逆にコントローラーが無いとDJアプリは使えないの?
いいえ。DJのアクションをPCに伝える方法はコントローラー以外にも有ります。DVSと言って、オーディオインターフェースやコントロールヴァイナルという、PC内の音源を再生させるツールを、DJセット(ターンテーブルとミキサー)に組み込む事で、DJソフトを操作する事が出来ます。DVSに関する詳しい事は記事を分けたいと思いますので、ここでは割愛いたします。
ここまでのところで、DJコントローラーとはどんな物かイメージ出来るようになったかと思います。
そして、
DJコントローラー選びで失敗する最大の原因がこれ!
Q4.DJコントローラーはとにかく種類が多すぎる!
実はDJコントローラーは、目的や用途に応じて様々なタイプが有ります。ですが、ネットでDJコントローラーと検索すると、様々なタイプが一まとめになって膨大な数がヒットしてしまうので、どれにしたら良いのかわからなくなってしまいます。
これが初心者がDJコントローラー選びで失敗する原因です。
主な失敗例
- なんとなく予算と直感で買ってみたはいいが、自分の想像していた事が出来なかった。結局調べなおして別の物に買い替える。
- とりあえず値段が高ければ悪くはないだろうと思って買ったが、全然つかいこなせい上に全く触らないところもある。しかも想像以上に大きすぎて置き場にも困るし、持ち運べない。
- その他、失敗例はたくさん有ります。
DJコントローラー選びで失敗しない2つのポイント
- どんなDJコントローラが自分に合っているのか?
- それぞれのDJコントローラーがどんなタイプか自分で見分けられるか?
この2点に尽きます。
あなたが買うべきタイプはどれ?
DJコントローラーは大きく分けて4タイプ
各タイプのDJコントローラーの特徴を解説します。
あなたはどのタイプを買うべきなのか選んでみてください。
①ポータブルタイプ
その名のとおり、持ち運び用です。小さくて安いため、なんとなく初心者向けに思われます。ですが、DJに必要な操作があまりにも必要最小限に抑えられているため、初心者が買って数ヶ月練習して少しDJが出来る様になると、すぐに物足りなくなったり、クラブなどの現場ではスペックが足りなかったりして他の物へ買い替えることになります。実はこのタイプは、実は中級者以上の人向けです。PCの前に置いてもさほど邪魔にならないので、プレイリスト作成などの仕込み作業をするときに軽くMixしてみるのに使ったり、出張等で遠方に行ったとき、宿泊先のホテルで軽く練習したり、友人同士で部屋で軽くMixをして遊ぶ等、補助的に使うコントローラーです。
ある程度DJが分かっているからこそ、必要最低限に絞り込んだ機材でも使いこなせる。そういったタイプがこのポータブルタイプになります。
②小型DJブースタイプ
初めてDJコントローラーを買う人はだいたいこのタイプを選ぶ事になると思います。
このタイプはDJコントローラー市場で最も種類が豊富で、初心者から上級者向けの物まで有ります。PC以外に必要な物はコントローラー以外には特に無く、これ1台でDJ環境が出来てしまいます。(ケーブルやヘッドフォンなどの周辺の小物は必要!)現場にPCとコントローラーを持っていき、DJブースの中に自分のPCとコントローラーを設置してDJをするスタイルになるので、自宅と同じ感覚でプレイ出来ます。毎回PCとコントローラーを持ち運ぶことがネックと言えばネックですが、さほど大きいデメリットにはなりません。
③オールインワンタイプ
DJコントローラーに他の機材の機能を付加したタイプで、主にDJミキサーを兼用出来たりします。各メーカーの最上位機種等がここに入ってきます。
このタイプのコントローラーは、これ1台でDJ環境が出来てしまう他に、音響面にも配慮されており、コントローラーから直接PAミキサー等に接続出来たりします。また、ターンテーブルやCDJ、サンプラー等の機材を増設するのにも対応しており、応用が利くタイプでもあります。当然、値段も高く、大きくて重くなりがちなので、正直、持ち運びにはあまり適していません。なので、自宅ではこのオールインワンタイプで練習して、クラブやイベント会場等の現場では別の手段・方法・道具で対応する事になるかと思います。
逆に、自宅でライブ配信等を中心に活動したい人は、コントローラーを持ち出す必要がないので、いきなりこのタイプを1台ドーンと買ってしまうのは有りな選択肢です。
もしくは、毎回現場が変わる出張DJを考えているかたも、これ1台でDJブースが完成するのでおすすめです。
④モジュールタイプ
DJソフトに備わった様々な機能のうち、特定の機能に特化したタイプです。既に基本のDJ機材が揃っている人が追加で増やしたりするときに使います。DJソフトはDJに必要な基本的な操作が出来るのはもちろんの事、効果音やサンプリングしたフレーズを鳴らしたり、エフェクトをかけたり、その他にも数行では書ききれないほどたくさんの機能が備わっています。既に持っている機材にプラスアルファの機能を追加するため等に買い増しするタイプになります。ですので、一概に決まった形はなく、様々なタイプが有ります。基本的に中級以上向けか、DVS(ターンテーブル+ミキサー)派向けだと思って下さい。
という訳で長くなってきましたので、 今回は以上です。
次回からは各タイプの見分け方について解説します。
ではまた!