【インタビュー】DJ Yama from House of Voogue 第三話

どうも！DJ Hiro-Kです。

横浜は石川町のBAR CRIB(クリブ)で行われております Undeground Hose Party、House of Voogue のオーガナイザーでレジデントDJの DJ Yama にインタビューを行いました。

第三話となる今回は、プライベートの事情から現場を離れたDJ Yama が現場復帰をし、House of Voogue を始める直前までのお話です。わたくし、DJ Hiro-KとDJ Yamaが繋がるきっかけとなるエピソードもこの回です。

一旦シーンから離れたものの、精力的な活動によって見事に復活する、彼のバイタリティーあふれるお話！

※第一話、第二話をまだ読んでない方は、先にこちら↓からご覧いただく事をお勧めします！

【インタビュー】DJ Yama from House Of Voogue 第一話

【インタビュー】DJ Yama from House Of Voogue 第二話

DJ Yama → Y

DJ Hiro-K → H

です。では、どうぞ！

H；前回は活動休止までのお話でした。今回は復帰について伺いたいと思います。
一旦現場から離れると、それを機に疎遠になる事も多いこの業界ですが、復帰にあたって何か機会があったんですか？

Y；復帰するキッカケはヒロくんも知るグッさん(DJ)なんだよね！
当時gleeってSNSがあって、そこのコミュニティーで知り合って、仲良くなって段々と発展する感じになっていった感じで。
逆に昔活動してた仲間とは疎遠になっていく感じでした。

H；2008年くらいのからのお話からですよね。確かにあの頃はmixi他、国内系のSNSが流行りました。どのようにして復帰に至ったのでしょうか？

Y；その当時まだ結婚して育児もガッツリ協力してた時代に、gleeでグッさんと、それこそヒロくんと知り合って、Houseが好きなコミュニティで発展して、その面々と青山loopでPartyをしたのが復帰第一弾でした！
なのでgleeやってなかったら復帰はしてなかったのかも知れないですね。

H；え！あれ、復帰戦だったんですか！なら、私の家に来たのが予備戦だったんですね(笑)

Y；そうそうあれ復帰戦なのよ(笑)
小岩のヒロくん家が予備戦で、あん時は楽しかったー！

〜補足〜

当時流行っていたSNSのglee で知り合った、私 DJ Hiro-K、DJ Yama、DJ グッさんの3人が、当時私が住んでいた小岩の自宅に集まり、互いにレコードを持ち寄り家飲みをするまでの関係に。そして、DJ YamaとDJ グッさんは soul vibes というユニットを結成します。そして、soul vibes オーガナイズによるパーティーを、現在は無くなってしまった青山 loop で開催し、私もDJさせていただきました。

その青山 loop でのパーティーの告知記事がまだ残っていました！

【告知！】SOULVIBES×STRING SECTION

当時私は、SNS上ではCollage♪と名乗っており、フライヤーにCollage♪の名義で載っているのが懐かしいです。

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H；青山loopでの復帰戦は、あの時の家飲みの感じのままでしたよね。
私、あの時のプレイリストをブログに書き残してあって、後にアナログからPCに移行してから、完全再現ではないんですけど、その選曲を使って再ミックスしたんですよ。

※そのMixがこれ↓

SOULVIBES×STRING SECTION Re-Mix

Y；ヤバい懐かしい(笑)
まさにTribal Journey なんかsoul vibesまんまって感じで。

H；その青山loopでの復帰戦の後、私は仕事の都合で東京を離れましたが、確かにその後、Yamaさんがオーガナイザーを始めた事はブログで知っていました。
また一からの人脈作りその他、大変じゃなかったですか？

Y；また人脈作りはゼロからだったから大変でしたよ。でもその前の経験があったからスンナリ行きました。こう見えて人見知りだけど、グッさんがね、ゴリゴリ行くから(笑)
で、グッさんが西麻布elevenでレギュラーを持って、俺が横浜に基盤を気づく感じになるのもこのあたりからなんだよね！

H；グッさん、elevenでレギュラーだったんでしたっけ！当時のsoul vibes は勢いがありました。でも、まだ確かこの時期は House of Voogue はやってなかったですよね。

Y；そう。まだこの時期は House of Voogue には参加してなくて、もうちょい先の話になるのかな！

H；え？参加という事は、House of Voogue って、Yamaさんが立ち上げたんじゃないんですか？

Y；あっ！ House of Voogue の立ち上げは俺ではなくて、OGのオーガナイザーはDJ ichikawaってDJで歴史的には27年にも及ぶのよ！
少しややこしい感じだけど！

H；では、House of Voogue のお話は、そこに繋がったときに聞かせてください。

Yamaさんの最初の人脈作りは、やはり色々とイベント回りをして、一つ一つコネクションを作っていって、という感じでしたか？

Y；人脈に関しては本当足を使って、１つ１つコネクションを作り上げて行きましたね！
全く繋がりはないけど特攻して勢いで仲良くなると言うか(笑)
でも最終的には色々な繋がりが判明して、仲間じゃん結局、みたいな(笑)
ゼロから作りあげる楽しさはありましたね！

H；新しい繋がりを作るためには、今まで繋がりがなかったとこへ行く。言語化すると当たり前なんだけど、でも実際、やってみると結構大変です。

Y；本当やってみると大変(笑)
昔は多少尖ってても勢いでなんとかなったけど、良い大人がゼロから確立するのが大変で！
でも今思うと恵まれてたと思うよ、周りの人達に。
そのloop後はグッさんが西麻布elevenの月曜日にレギュラーになり、その流れでグッさんが横浜にあるtopicってpartyに行くようになり、俺もお供する事になって遊びに行くようになり、ここから人脈が広がって俺自身が横浜のバーでDJしたり、西麻布のvanilla moodでレギュラーパーティーを持つことになるんです！
このtopicってpartyが今の自分にとって分岐点だったのかも知れない。
まだ House of Voogue 前の話で！

H；色々広がりましたね！
では、まず、そのきっかけとなった topic とはどんなパーティーだったんですか？

Y；横浜の黄金町にあったカフェバープヌーってお店でテクノやハウスパーティーを開催してて、小さな箱でしたけど、ダンサー達も来ててなかなか良いパーティーでしたよ。
そこのDJ達も中目黒solfaでオーガナイズしたり、色々繋がりが濃くなって行く場所でもありましたね！
今現在は箱もパーティーもないですが、横浜起点となる場所でした。

H；そこでまた、中目黒solfaがでてくるんですね。繋がるもんですねぇ。バーでのDJ、西麻布 vanilla moodでの活動についてお聞かせください。

Y；そのtopicの流れから女性ハウスダンサー達からの依頼で、火曜日の夕方にハウスダンサー主体のパーティーをvanilla moodでやってて一年程レギュラーでDJしてました。
それからオーナーのkenさんと仲良くなり、自分自らいくつかオーガナイザーになり「漆黒」って言うpartyを打ったり様々な企画して、でオーナーのkenさんものちにHouse of Voogueの初代メンバーになる形なんですよ！

H；この画像は、実際に使ってた画像ですか？

Y；この画像は「漆黒」オリジナルの画像ですね！ずーと使ってました(笑)

H；vanilla moodでのパーティーはオーガナイズもでしたか？

Y；vanilla moodでのパーティーはオーガナイズもでしたよ！
「漆黒」のオーガナイズの他、House of Voogue名義でドイツからゲストDJ呼んだり、本当色々な思い出のある場所でしたね！
それでまたここから青山トリグラムってクラブでレギュラーを持つことになるんです(笑)
まだ House of Voogue に加入する前ですね！

H；一気に飛躍しましたね！
DJは、例えば月に何本くらい、この頃持ってたんですか？　

Y；月に3本くらいありましたね、あと単発でも呼ばれたりして！
この当時は忙しくてワチャワチャしてましたね。
で、この後に House of Voogue からゲスト出演の依頼がくるんです(笑)

H；最低でも週に一回はあるペースですよね。
「漆黒」のほうは、どこでどんなパーティーだったのでしょうか？

Y；もうタイトルのまんま黒いHouseをメインにしてたパーティーで(笑)
第一期がvanila moodで第二期が渋谷Dimensionって分かれてました！
レギュラー陣も当時都内で活躍してるDJ陣で構成されて、4年くらいやってましたね！

H；渋谷 Dimension！
聞いたことあります。DJ陣はどなた達でしたか？その時のブログとかSNS等はまだ残ってますか？

Y；当時のブログやSNSは存在してなくて、アンダーグラウンドなパーティーでしたよ！
メンツはHuit Etoilesのメンバーでventやorigamiでレギュラー張ってたEMKや今や東京シーンではかかせないSatoshi Matsuiなど豪華な面々がレギュラー陣でした！

H；Yamaさんほど、ハウスの黒い側面をここまで前面に出してる人って、おそらく他に居ない(笑)
Satoshi Matsuiさんは、前回の House of Voogue のゲストでした。その頃からのつながりだったんですね！

Y；Matsuiはその前から知り合いだったんです。付き合いは大分長いですね！

H；Matsuiさんとはかれこれ15年とかの仲になりますかね、長い！

ようやくチラッとHouse of Voogue のお話が見えてきました。では、今までのお話の次に House of Voogue がくる流れですか？

Y；実はこの辺りがごちゃごちゃしてて、間に南青山トリグラムのsunny dropってパーティーもレギュラーで、House of Voogue に合流して改革をもたらすのが2011年辺りなんだよね！
この頃からレギュラーやワンオフパーティーに出まくる時期で(笑)
このパーティーがHouse of Voogue と繋がる直接のパーティーだったんですね。

H；お？またまた新しいパーティー(笑)
そのsunny drop もまた、黒いHouseのパーティーで？

Y；sunny dropまた黒いパーティーでしたよ！
メンツも東京シーンではかかせないガラマキちゃんがリーダー的な役割で楽しいパーティーでした(笑)
繋がると言うより併用でやってましたね、もうこの辺DJしまくりで記憶飛んでます(笑)

H；(笑)ですよね。

それだけ多忙で、なおかつ10年ちょっと前の話ですからね。
では、お話はいよいよHouse of Voogue に行きたいところですが、その前に少しだけ、当時の様子について伺わせてください。

だいたい2010年代のシーンという事になりますが、ハウスだと90年代の様なギラギラしたハードハウスはもうピークは過ぎていて、トランス、サイケもあった。乙女ハウスのブームも去ってましたし、EDMが出てきてた時ですよね。
その頃の街の様子というか、シーン全体的な事について、何かお話出来る事がありましたら。

Y；そうそうEDMが席巻しつつテックハウスだったり、テクノだったり相変わらずその辺りが人気だったような気がします！
しかも元々ディープハウスのDJがテックハウスに流れたり、ここもまた転換期の時代ではありましたね！
アーティストで言うとameやジップスターやデニスフェラーのhey heyが流行ってた時期だったと。自分自身はこの辺りもアクセントぐらいに使ってました(笑)

H；では、そんな中、House of Voogue とは、どう繋がったんですか？
実は私、House of Voogue はYamaさんが始めたパーティーだと思っていたので、その辺もふまえてお聞かせください。

Y；前に話したtopicで House of Voogue のDJ ichikawaと出会って、元々名前は知ってたんです。本牧のアウトローで名前が轟いてて、地元の悪い後輩と繋がってたりして(笑)
そのichikawaが青山パンテラ-関内ドラゴンクラブ-石川町cribと15年オリジナル House of Voogue をやってきて、そして俺がゲストDJに呼ばれるようになり、ここから俺が舵を取る事になる新生House of Voogue に繋がって行くんですよね。

H；それをYamaさんが引き継いだと！

今回はここまでです。次回はいよいよ House of Voogue について伺っていきたいと思います。

DJ Yama

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そしてそして！

次回のHouse of Voogueは 8/24 に開催です！

お店の場所のリンクも貼ってありますので、お近くの方は是非行ってみてください！

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「House of voogue」