ｼﾞｬﾝﾙ ;Cross Over/House
ｱｰﾃｨｽﾄ;mr Hermano
ﾀｲﾄﾙ ;Jugando Con Fuego
ここ数年の国内ﾒｼﾞｬｰ処DJはめっきりｳﾚｾﾝな感じですし、DeepHouseシーンもすっかりﾃｯｸな路線行っちゃって、今となっては完全に元気を失っちゃったCrossOverシーンです。
生演奏をサンプリングして打ち込みし直すその手法は、当時『生打ち系』なんて言われ、ﾌﾞﾗｺﾝ生まれ、ﾆｭｰｼﾞｬｯｸ育ち、HipHopNewSchoolで青春を過ごした私にとって、この『生打ち系』ってのは、手法こそ似通いながらも、ﾀﾞﾋﾞｰなﾄﾗｯｸ物からｴﾓｰｼｮﾅﾙな歌物までをカバーするその表現の範囲の広さの虜になったものですが、今となってはすっかり過去の産物化しかけておりますが……。
しかし、過去の産物だろうとなんだろうと良い物は良い！
ってな訳で、今回はちょっとマニアックですがこんなのを紹介。
名曲;Je Ka Jo(by Joe Claussell)って有りますよね。
この曲を例えるなら、私の中ではJe Ka Joを男性的と捉えた場合、このJugando Con Fuegoからはその対極の女性的と捉えております。
単にコーラスが女性のｳﾞｫｲｽだからって理由ではなく、スパニッシュなギターリフとそれに絡み合うピアノの音色が物憂げで、力強く広大/壮大な印象のJe Ka Joとは対極的に女性らしさを感じます。
楽曲中盤のBPMが半分に落ちるブレイク終了から始まる、ﾄﾞﾗﾏﾃｨｯｸな後半は聞き応え十分です。
