Street House.info

Street StyleなHouse Musicを探求するDJ Hiro-Kのブログです。その他、DJにまつわるあれこれを書いております。

【第2回】令和になった今だからこそ平成とか90年代を振り返る

【第2回 音楽メディアの移り変わり】
 

はい!どもども、Collage♪です。

前回は、90年代のCDバブルとはどれほどの規模だったのかを音楽メディアの生産金額推移から見てみる、と言う話でした。
 
今回はもうちょっと細かく見てみたいと思います。
まずは軽く前回のおさらいから。
 

 【レコード・テープ・CD 生産金額推移(合計)】

これは、前回登場しました生産金額の推移グラフです。音楽メディア全体の生産金額は、1998年までずっと右肩上がりに成長を続け、そのピーク時の合計金額は6,000億円。これは国民一人あたり4800円弱である事を書いたのが前回。

 

このグラフをもう少し形を変えて見てみたいと思います。まず一つ目は、レコード、テープ、CDの各記録メディア別の推移です。

【レコード・CD・テープ 生産金額推移(種別)】

 

二つ目が、各年の合計を100として見た場合の、それぞれの音楽メディアの比率を表したグラフです。

 【レコード・CD・テープ 生産金額推移(比率)】

 

この2つのグラフから言える事をまとめてみます。1984(昭和59)年くらいからCDの生産が増え始めると、たった2年(1986(昭和61)年)でレコード、テープ、CDの生産金額がほぼ同じになります。翌年の1987 (昭和62)年には遂にCDが1位になり、1988(昭和63)年 にはCDがシェア50%を超えます。1989(平成元)年には、逆にレコードのシェアが2%弱にまで落ち込み、1990 年(平成2年)には1%にも満たなくなり、レコードの時代がほぼ終わりとなりました。

 

また、ただ単にCDという音楽メディアがレコードに代替しただけならば、CDのピークの高さはレコードと同等程度で頭打ちになり、その後、グラフは横ばいになるはずです。しかし、実際にはCDの生産金額はその後も伸び続け、CDのピーク時の高さは、レコードのピークの高さと比べて約3倍程度にまで伸びていきます。ちなみにレコードのピークは1980年(昭和55年)で、この時の日本の人口は1億1700万人、CDのピークが1998年(平成10年)で、この時の日本の人口は1億2600万人であり、その間18年での人口の増加率は7.7%程度です。ですので、この生産金額の伸びは人口の増加以上の伸びを示しているので、人口の増加とは別の、生産を更に加速させた何らかの要因が加わっている事が推察されます。

 

CDが統計上に現れると、音楽メディアの中心がレコードからCDにわずか6年で入れ替わり、また、入れ替わった後もその勢いは留まらなかったという大きな変化が、この昭和の終わりから平成の始まりの時期にありました。

 

と、まあ、今回はとりあえずここまでとしたいと思います。

では!Collage♪でした。

 

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