はい!どうも、お久しぶりです、DJ Hiro-Kです。
今月、Pioneer DJの新製品、rekordbox dj用のコントローラー;DDJ -800が発売されますね。rekordbox djはPioneer DJ製のPCDJソフトなんですが、昨年発売となりました、上級モデルのDDJ-1000のリリースを皮切りに、初級モデルのDDJ-400、そして今回の中級モデルのDDJ-800と、3モデルが出揃ったところで比較をしてみようという内容です。
まずは外観から。大きさをイメージしやすいよう、同じPioneer DJ製品の【CDJ-2000NXS2×2台+DJM-900NXS2×1台】のセットを並べてみました。初めに断っておきますが、元画像をPioneer DJのサイトから引っ張ってきて、スペック表を元に拡大、縮小、切り貼りした手作り画像ですので、寸法の精度は悪いと思います。あくまでもざっとイメージする程度と言う事で(寸法の数字は最後にスペック表で一覧します)……。
また、DJあるあるですけど、背面の入出力関係も比較してます。これは幅が同じ方が比べやすいと思い、同じ幅で比べてみました。
【大きさ】
【背面】
【DDJ-1000】
さすが上位機種だけあって、CDJと同じサイズのジョグになっており、操作子の数も多くて4ch仕様です。NXSセットの液晶部分を省略したような見た目ですね(PCを接続したら各表示はPC画面を見ますからね)。入力系ですが、PC入力が2つあるのでPC派からPC派への交代がスムーズに行えます。ライン入力2つとフォノ/ライン切り替え入力2つ。出力系はキャノンとRCAの両方有る他に、ブースアウトまで有り、フェーダー、EQがスタンドアローン動くので、4chミキサーとしても使えます。これほどまでに完璧な仕様ですが、気になった点もいくつか有ります。ミキサーとして使っているときにはエフェクトはかからなく、センドリターンも付いていないので、もしエフェクトをかけたい場合は、エフェクトの為だけにPCを繋いでおいておく必用が有る点。通常のミキサーよりは幅がかなり広くなるので、ジャグリングとかスクラッチをする人にとってどうか?という点。やはりサイズがサイズだけに持ち運びはどうか?という点です。
【DDJ-800】
DDJ-1000の廉価版的な位置付けでしょうか。縦フェーダーの数を2本に減らして幅を抑え(切り替え4ch対応)、ジョグとパフォーマンスパッドがDDJ-1000よりは少し小さい。持ち運びするのにはギリギリな感じですが、NXSセットと同等の操作感が10万円程度で得られるのは魅力的です。出力はキャノン・RCA両方有り、ブースアウトも有りの、こちらもフェーダーとEQがスタンドアローンで動くのでミキサーとしてもいけそうですが、PCの入力が1つなので、こちらは基本的に一人用かな?と思います。一応、あらかじめCDJを接続しておいて、DJ交代のときは一旦CDに逃げる等の工夫をすれば数人でも使えます。でも、そこまでするなら初めからDDJ-1000の方がいいのかな?とも思います。
【DDJ-400】
大きさはターンテーブルよりちょい大きいくらいで、完全に持ち込み用ですね。rekordbox djの機能がフルに使えるわけではなく、基本に絞った内容になっているので、まずは入門機としてこれでDJを始めて、基本が身に付いたところで人それぞれに必要な機材へ買い替えていく方向になるかと思います。
Pioneer DJはこの3モデルから、rekordbox dj用のコントローラーの外観を完全に自社製品のNXSシリーズに寄せてきましたね。外観を揃えてくるイコール操作に互換性を持たせるという事ですので、自宅ではコントローラー、現場ではCDJ&DJMなんていうユーザーもいるでしょう。
【従来モデルとの比較】
これまでのPioneer DJ製のコントローラーは、serato DJ向けの製品は DDJ-S~っていう品番で、rekordbox dj向けの製品は DDJ-R~ という品番でした。
それぞれの代表的なモデルを見てみますと、serato DJ向けのコントローラー、【DDJ-SZ2】はこんな感じ ↓
それに対しrekordbox dj向けコントローラー【DDJ-RZ】はこんな感じ ↓
どうですかね?異なるDJソフトに対応していながら、外観はほぼ同じですよね。
新シリーズと比較すると、ミキサー部はDJMの流れを汲んでいると言えますが、プレーヤー部に違いが見られますよね。CDJ独特の黄色いループボタンが無かったり、ニードルサーチが付いていたりと、CDJと異なる点があちこちに見受けられます。
~最後に~
今回のシリーズ;DDJ-400,800,1000のリリースで感じる事は、ソフト~コントローラー、CDJやミキサーと言ったハードウェアまでデザインを統一した事で、Pioneer DJのオリジナル色を全面に打ち出してきた感が強いですね。これもまた、現場での業界シェアNo.1メーカーらしいやり方ですね。最後に細かい数字のスペック表を載せておきますので興味があるかたは購入の参考までに。
私はあくまでもTraktor派なので、購入予定は有りませんが、製品的になかなか面白そうだったのでブログ化してみました。
ではまた!
【スペック表】